2012/12/10

2012年に聴いて気に入った曲20選

12/10/2012
何でこんなヘンテコなタイトルなのか、というと、ほんとは単純に年間ベストシングルをやろうかなと思ってたんですが、シングルはほとんど掘っていなかったり、mp3単曲はフリーでもあんまり落とさない人なので、結果アルバムと被りまくりでイマイチだったので。という訳で、今年になって初めて聴いた中で、お気に入りの曲(一部)をてきとうに20曲ほどチョイス。順位はつけてません。なるべくベストアルバムに入らないものから、という感じで選んだので、ジャンルが大分偏ってしまった気がしなくもない。


Dday One / Aquarias 『Project:Mooncircle 10th Anniversary Compilation』

LAのビートメイカーDday Oneさんが、Project:Monncircleの10周年記念コンピに提供したトラック。幽玄なコーラスサンプルや、中盤に沈み込むような深い低音が入ったパートがあったりして今っぽい所も見せてるんですが、そこは割りとどうでもよくって、このちょっと前のアンダーグラウンド・ヒップホップぽい哀愁漂うプロダクションが年季を感じさせてよいです。まあこの人が何歳なのかは知らないですが。







Lil B "The Based God" / Rip To The Competition『The Based Print2』

Lil Bが今年の春頃リリースしたミックステープ『The Based Print2』(Free DL)収録。色んなスタイルを聴かせてくださる我らが神様Lil B "The Based God"なんですが、こちらでは感傷的なトラックをバックに、物静かなラップを披露してくださっています。




Lil B "The Based God" / Spontaneous Combustion 『Task Force』

またまたLil B "The Based God"のミックステープ『Task Force』(Free DL)収録。ドリーミンなトラックに比較的ソリッドに聴こえるラップを披露されてらっしゃるんですが、深くフードを被っているお陰か、Lil BにしてはMVも珍しくかっこいい。ちなみにTask Forceとやらは、Lil Bさんの護衛部隊なのだとか。神様なんだから自分で何とかしろ、とか思ってはいけないんだろうな…







Macklemore / The Town(Sabzi Remix) 

先日ビルボード2位に食い込んで話題のMacklemore & Ryan Lewisのマックルモアさんが、2009年にリリースした『The Unplanned Mixtape』収録の"The Town"を、Blue ScholarsのSabziがリミックしたもの。オリジナルもよいけど、こっちの方が好き。しかしこの写真の看板はひどい。Instant Serviceの文字がジワジワくる。

2010年作
Free DL(bluescholars.com)




Miguel / Adorn『Art Dealer Chic Vol.1 EP』

『Kaleidoscope Dream』が話題のMiguelがフリーで公開していたArt Dealer Chic3部作の1曲。やっぱいいですね、粘着質な感じが。まあKaleidoscope Dreamは買ってないんですが。

Free DL




Solar Bears / Cosmic Runner

来年Planet Muから2ndアルバムのリリースがアナウンスされている、アイルランドのエレクトロニック・デュオSolar Bearsが今年公開した新曲。1stよりクールな感触で2ndへの期待が高まりまくり。

Free DL(XLR8R)



Mizz Beats / Pim Pim'『Scientific Brainpriest/Pimpin'』

Floating Pointsの主宰するEgloから、UKの女流プロデューサーMizz BeatsがリリースしたシングルのB面。パーカッシブなドラムと上品なウワモノが気持ちいい。Floating Pointsに負けず劣らず洗練されたナイストラック。

2011年リリース。



Bonobo / The Keeper [Banks remix]『Black Sands Remixed』

やたらと豪華なリミキサー陣を揃えたBonoboのリミックス・アルバム『Black Sands Remixed』収録。このBanksという人は知らなかったのですが、あの退屈なオリジナル曲をこんなにかっこよく仕立てあげるなんて、センスある人だなーということで印象に残っています。




Function / Inter『Ember』

Sandwell Districtの片割れ、NYのFunctionがリリースしたシングル『Ember』のB2。空間を満たす柔らかいコードが印象的な洗練されたアンビエント・トラックで、私の好みど真ん中。どうでもいいけど、昔小田茜がCMしていた"どまんなか"と"はえぬき"ってお米ありましたけど、あれまだ売ってるのかな…って ほ ん と に ど う で も い い な !

2011年末リリース。



Xhin / Vent『Sword』

シンガポール出身のプロデューサー、XhinがベルリンのStroboscopic Artefactsからリリースしたデビュー・アルバム『Sword』に収録。このアルバムは難解なIDM風味がちょっと取っ付きにくくて、あんまりリピートする気が起きないんだけど、この暴風が吹き荒れる様なトラック"Vent"は気に入っています。



Cream Dream / Yung Love(ft. Lisa Dank)『Love Letter』

良質なフリー作品を次々と提供している、MishkaNycのBandcampラインナップの1つ、Cream Dreamの1stアルバム『Love Letter』収録。レトロ・ディスコ・ハウスな作風なんですが洗練されていてよいです。




Volor Flex / You In Me『Tramp』

ブリアル2.0ことVolor Flexの1st『Tramp』の最終トラック。あまりにもブリアルすぎる人なんですが、このトラックは妙に迫力があって、俺はブリアルのコピーで終わる気はない!みたいな意思表示に違いない…などと勝手に想像して、やだ…かっこいい。となったりしたんですが、その後あまり代わり映えしないので、どうやら気のせいだったみたい。私は好きですけど。2:08秒あたりのエフェクトカッコイイ~!

2011年作



Deadbeat / Wolves and Angels『Eight』

カナダ出身ベルリン在住のダブテクノ・プロデューサーscott monteithによる、Deadbeatの8にこだわった8作目『Eight』収録曲。Mathew Jonsonとの共作だそうで、アルバム中ではメロディックなトラック。ちなみに収録時間は8分02秒。


Jack Dixon / Every Time『You Wan't Let Me EP』

UK出身、現在はベルリンを拠点としているらしいハイブリッドな作風のプロデューサー、Jack DixonがApolloからリリースしたEPの収録曲。このトラックの90年代っぽい雰囲気は特に好み。






oOoOO / Starr『Our Loving Is Hurting Us』

Tri-AngleのWhich Houseなプロデューサー、oOoOOの今年作『Our Loving Is Hurting Us』収録の色気あるダウンテンポなトラック。この人はちゃんと聴いたことなかったんですが、ドラムに特徴があって、Balam AcabやHoly Otherともまた異なる個性がありますね。





Objekt / Porcupine 『Cactus』

昨年の"CLK Recovery"が素晴らしすぎたObjektが、Hessle Audioからリリースしたシングル『Cactus』のB面。RAのレビューどおり、硬質で畳み掛ける様なドラムと1分50秒辺りから始まるメロディックなパートが格好いい!ちなみに、33回転で聴いてもかっこいいんですよこれ。
…か、回転数間違えたんじゃないんだからね!






Machinedrum / No Respect『SXLAND EP』

大忙しのTravis StewertによるMachinedrumが、今年の初めにグラスゴーのレーベルLuckyMeからリリースした『SXLAND EP』収録。…もうコメント書くの面倒くさくなってきました。とりあえずジャケットがいい。






Chvrches/ The Mother We Share

グラスゴーのシンセ・ポップ3ピース、Chvrchesが今年公開した曲。まあ明るいPurity Ringといったとこですが、とりあえず来年出るらしいアルバムを聴いてみたい。




Pallers / Wicked『The Sea Of Memories』

Labradorレーベルを主宰するJohan AngergardとHenrik Martenssonによるシンセ・ポップユニット、Pallersの1stフルレングス『The Sea Of Memories』収録。このアルバムなんともジメジメしてるんですが、この曲は曇り空の合間に晴れ間が広がった様な明るいポップソングで、暗いのが好きとかなんとか言ってはいても、こういう健康的なポップスの魅力には抗えないものです。

2011年リリース






Tomas Barfod / November Skies 『Salton Sea』

デンマークからLAへとやってきた、Tomas Barfodさんのインディー臭溢れるアルバム『Salton Sea』収録の1曲。このアルバムはそこまでいいと思わないけど、Nina Kinertさんの歌うこの曲は光りまくってました。年間ベストと張るくらい好きです。



Blood Diamonds / Ritual『Phone Sex』

Blood Diamondsによる『Phone Sex』のB面。グライムスの歌う"Phone Sex"も好きですけど、90年代っぽいテック・トランス・ポップといった感じのこちらの方が好みでした。順不同ですが、いちおうこれが今年の年間ベストトラック。



おまけ. Apparat Organ Quartet - Konami

アイスランドのテクノポップ4人組によるボカロみたいな可愛い声がキュートな1曲!…なんですがこれボコーダーじゃなくて、おっさんがエフェクター掛けて歌ってるっぽいという。まあyoutubeで聴いてただけの曲ではこれが一番気に入ってます。アルバム買ってみようかな…


 
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