現在はアメリカに在住しているらしい17歳のコリアンビートメイカー、Sunik KimによるBeat Cultureの2ndミックステープ。すでにネット音楽界隈じゃかなり人気あるんですけど、
Soundcloudを見るとまだ曲を作り始めて1年ちょっとだそうで、SBTRKT, Jamie xx, Balam Acab, Shlohmo, Burial, James Blake, Hudson Mohawkeなどなどに影響を受けているのだとか。そんな彼の1st
『Goldenbacked Weaver』(Free DL)はRustieなんかを彷彿とさせる躁っぽい作風で、まだ荒削りな事もあってなんだかやかましくてあんまり好みではなかったんだけど、わずか半年でリリースされた本作『Tokyo Dreamer』はだいぶ洗練された印象。
音的にはチルウェーブにヒップホップのビートを取り入れたもので、この手の音って暗めのものが多いんだけど、Beat Cultureはまだ躁的な部分が残っていて明るめなのが特徴といえば特徴。綺麗だし完成度も高いのだけど、ちょっと毒っ気が足らない感もあってなんとなく物足りなさが残る作品。通しでさらっと聴けるけどすーっと右から左へ流れてしまう。とはいえセンスは感じるので、とりあえずは次回作に期待ってとこでしょうか。
http://65record.blogspot.com/2012/04/beat-culture-tokyo-dreamerself-released.htmlBeat Culture / 『Tokyo Dreamer』[Self-Released]
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