チェコのPetra Hermanová, Roman Přikryl, Jan Borošによるエレトロニカ3ピース、Fiordmossの2nd EP。ネットを見るとPortishead-Likeの文字が目に付く彼らなんですが、確かにこの作品は初期ポーティスヘッドへの憧れに満ちている。それはベス・ギボンズの儚く気怠いボーカルであったり、悲しげで色気のあるギターの音色や救いのない暗さといったもので、まあ『Dummy』からヒップホップのビートを抜いたらこんな感じかなあと思わせるくらいの雰囲気は出ている。実に私好み。
個人的にはちょっとまんますぎる#1, 2よりも、彼らなりのオリジナリティが出ていてよりポップな感触の後半3曲の方が好きかな。男女デュエットが素敵な”Midway”や、
Maud Stevens Wagner婦人(アメリカ初の女性タトゥーアーティストだそう)について歌っている”Maud”はよい曲だし、Petraのボーカルも魅力的です。
http://65record.blogspot.com/2012/06/fiordmoss-ink-bittenself-released.htmlFiordmoss /『Ink Bitten』[Self-Released]
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