去年買った最後の1枚。2010年にOlde English Spelling BeeからデビューアルバムをリリースしたJoe KnightによるRangersの2ndアルバム。
前作『Suburban Tours』はローファイでサイケなシンセポップといった感じの典型的なベッドルームポップだったけれど、本作はローファイでは無くなっているしシンセよりギターが前面に出ているし、何より1時間20分の大作という所も大きな違いでJoe Knightのやる気を感じる…というのはウソでなんだかダラーっとした所は変わっていない。
13分31秒の中で曲が次々と入れ替わっていく大作”Zeke’s Dream”なんかは構成にも感心するし前半は意外とシリアスなんだけど、後半の”Luncheon Ghana”以降はボロが出たのか意味不明なノイズやら出てきて本領発揮。色んな所で指摘されてるけどどうも適当っぽい感じがするんですよね。あーもうこれでいいや暑いしとか言いながら作ってそうなイメージ。まあ変わった所はあれど前作が気に入った人なら楽しめるんじゃないかなたぶん。どうでもいいけど冬に聴くもんじゃないですねこれ。
Rangers, "Conversations On The Jet Stream" by The FADER