2012/02/06

Peaking Lights / 『936 Remixes』,『936 Remixed』

2/06/2012
カルフォルニアのダブ・サイケポップ夫婦Peaking Lightsの2nd『936』のリミックス2作品。

Peaking Lights /『936 Remixes』 [Weird World]

こちらはWeird WorldからリリースされているAdrian Sharwood、Dam-Funkといった大御所がリミックスを手掛けたという『936 Remixes』。Adrian Sharwoodが手掛けた”Tiger Eyes”はスローテンポなダブ、Dam-Funkが手掛けた”All The Sun That Shines”はアーバンでローテク感のあるファンク、と原曲を活かした方向性ながらもらしさは出ている。まあ言い換えると無難な仕上がりであんまり面白みはないんだけど。ただ、最後の”Hey Sparrow”は滅茶苦茶なカットアップを駆使して、前半は原曲の面影が何処にも無いなんだかよくわかんない事になっていて、これを手掛けたPattenという人、名前はチラホラ見るんだけどロンドンのプロデューサーという事以外は謎みたいでちょっと彼の作品に興味が湧きました。



Peaking Lights /『936 Remixed』 [100% Silk]

で、こっちはNot Not Funの姉妹レーベルでディスコ・ダンスレーベル的な位置づけの100% Silkからリリースされている『936 Remixed』。
こちらを手掛けているのはItal、Xandar Harris、Inner Gaze、Cuticle…と気心の知れている(かどうかは知らないけど)レーベルメイト達で、流石に近しい人達だけにオリジナルのテイストを抜き出すのが上手く、個性を活かしたこなれたトラックが揃っている印象。中でも気に入ったのは”Birds of Paradise (Xander Harris Remix)”で、ギターの音色が印象的なオリジナル曲が見事にレトロフューチャーなディスコサウンドに生まれ変わっている。どちらか1つ選ぶならこっち。なかなかよいです。



 
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