2012/04/24

My Best Fiend / In Ghostlike Fading [Warp]

4/24/2012
Warpが契約したNYの5人組、バンド名が個人的に敬愛するドイツの変人映画監督ヴェルナー・ヘルツォークの『My Best Fiend(邦題:キンスキー・我が最愛の敵)』から取られたとなると、これは兎にも角に聴かねばなるまい…ってな訳で買った作品がこれ。

音の印象としてはサイケなベッドルームポップ風ポストロックといった感じで、ダウンテンポでドリーミーな音を鳴らしているのだけど、ボーカルの人の中途半端にロックぽさの残っている歌い方と子供っぽい声によって一気に現実に引き戻されてしまうと言いますか、一言で言って下手だし苦手なタイプ。どうせならチルウェーブの人達みたいに徹底的にエコーかけたりして加工してくれた方が良かったような。まあなんだかんだ通しで聴けてしまうし、それなりに心地よいんだけどちょっと普通すぎるかなあと。とはいえまだ1stなのでとりあえずは「MBF先生の次回作にご期待ください」ってとこでしょうか。ちなみに本作はYoutubeにオフィシャル音源が挙がっており全曲試聴出来ます。買う前の自分に教えてあげたい。再生リスト

それにしてもこのバンドのBEATINKのウリ文句がすごい。
<Warp> が新たに契約したブルックリンの5ピースバンド、マイ・ベスト・フィーンドがデビュー・アルバム『In Ghostlike Fading』をリリース!!呪術的なオルガンの音色、鼓膜破壊のファズ・ギター...アメリカの古きよきサイケデリック・ミュージック、あるいはジャム・バンドへの憧憬。たしかな演奏力。これは、MOGWAI meets MGMT??
呪術的なオルガン(ってなにそれこわい)とか、鼓膜破壊のファズ・ギターとか、よくまあこのバンドからこんなフレーズがポンポン出てくるもんだと感心してしまったよ。まあこういうコピー大好きなんですけどね。
古の東宝東和みたいで。
 
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