Sea of Memories(Amazon) |
この作品を一言でいうと、レトロな風合の北欧シンセ・ポップといった所で、妙に古臭い音色が鳴っていながらも古いだけではない感触もあるエレクトロニック色全開なトラックに、美しい囁き調の男性ボーカルが載った楽曲は全編メランコリアで覆われている。まあ実にジメジメした作品なのだけど、唐突に音響系な”Sound of Silence”、女性ボーカルをフィーチャーしたClub8みたいなポップス”Wicked”といった変化球の存在がアクセントになっており、この辺は流石に長く活動してる人ならではといった感じ(てきとう) 凄くよいとは思わないけど、普通にいいという言葉がしっくりくる作品で、北欧の暗ーいポップスが好きな人や、毛色は違うけどApparat『Devil’s Walk』なんかが好きな人もいけるかもしれない。