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Bronde RedheadのKazu Makino嬢が歌うクールなエレクトロニック・トラック”Eclipse/Blue”や、Loneの『Galaxy Garden』を思わせるコズミックな”Glue”といったテクノトラック、たちまちインディ臭が溢れるToro Y Moiの歌う”Try”など、あっちこっちへスタイルを変遷させてはいるものの、終始リラックスしたムードが貫かれており、それはアルバムに統一感をもたらしてもいるのだけど、私にはどこか他人事…みたいな音の鳴り方、空気感が漂っている様に感じられた。んで、個人的にはこの手の遠くで鳴ってる様な音ってちょっと苦手なんですけど、ディレイがかった様なビートとピアノの美メロが色気を感じさせる”Light 3”は、作中で唯一感情的なトラックで、最後にこの曲があったことには救いを感じた。でも、2分半であっさり終わってしまうので長尺にしてほしかったかな。まあ35分程度と短いし邪魔に感じる要素はないので、BGMとしては悪くない作品だし好みのトラックもあるんですが、これを「まさに今の音!」と言われると、ちょっと違和感を感じる。
Eclipse/Blue feat. Kazu Makino
Light 3