2013/02/25

Selena Gomez & The Scene /『A Year Without Rain』[Hollywood]

2/25/2013
Artist : Selena Gomez & The Scene
Title : A Year Without Rain
Label : Hollywood Records
Release Date : 2010/09/17
Format : CD

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たまには有名処も取り上げろ!と言われたからって訳でもないんですが、Selena Gomez & The Sceneが2010年にリリースした2ndアルバム。セレーナ・ゴメスっていうと、ディズニー・チャンネルでブレイクした人で、なんとかビーバーの恋人でもあり、ピュリティ・リングをつけてたとか、身長が170cmあるとか割りとどうでもいい事は知ってるんですが、彼女の歌を聴くのは初めてだったりします。ところで、この後ろにくっついてるThe Sceneてのは何なのか。調べてみたところ、厳しいオーディションをくぐり抜けたギター/ベース/ドラム/キーボードからなる4人組だそうで、つまりセレーナ・ゴメス&ザ・シーンてのはバンドなんですね。これはさぞかし私好みのアメリカンなスタジアム・ポップ/ロックを聴かせてくれるに違いありません。

と、期待に胸を膨らませて聴いてみたら、本作はアップテンポなエレクトロニック/ダンス・ポップ全開な作品で、表題曲”A Year Without Rain”からしてミッドテンポでベタベタなユーロダンスをやっている。セレーナ本人は「これがやりたかった事なのよ!(うろ覚え)」みたいな事をライナーかなんかに書いてたけど、「HEY!そりゃないよセレーナ、俺たちロッキンなバンドの筈じゃなかったのかよBABY?」とかザ・シーンが思ってないか心配です。まあ期待してたものと違うとはいえ、全体的に曲の出来は悪くないんですが、4つ打ちでも”Off the Chain”やケイティ・ペリーから貰ったらしい”Rock God”、または典型的なアメリカンポップ”Live Like There's No Tomorrow”といった、アルバム中でも比較的バンド的な音を聴かせる曲の方が私は好き。それはいいとして、セレーナのボーカルは過剰にオートチューン系のエフェクトが効いてる事もあって曲ごとに声が変わってしまう為、今ひとつ焦点が定まらない印象…というか実は他の人が歌っててもわかんないんじゃないの、って気がしてしまうんですよね。べつに彼女のボーカルに何かを期待していた訳ではないんですけど、そこはちょっと残念だったかな。まあ全体の出来としては普通でしょう。どうでもいいけど、この作風ならザ・シーンって要らない様な気が、とか思ったらいけないんだろうな…



 
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