2013/03/06

東京女子流 /『Limited addiction』[avex]

3/06/2013
Artist : 東京女子流
Title : Limited addiction
Label : avex trax (JPN)
Release Date : 2012/03/14
Format : CD

Amazon(DVD付B)


ダンスでポップなアイドルグループ、東京女子流が昨年リリースした2ndアルバム。ツタヤでジャケット見てあんまり可愛くもない人達だなあ…などと思いながらも、評判がよいみたいのでなんとなく借りてみた。

この人達のことは予備知識ゼロだったので、Perfumeみたいなピコピコサウンドなのかと思ってたんですけど、”Intro”の躍動するベースラインに、あら、なにこのファンク、と一瞬前のめりになってしまった。この、ヒップホップやジャズも入ったりするファンキーなサウンドは、軽快なフュージョン要素を加えることで歌謡ポップとしての分かりやすさも獲得しており、洗練されていると言えるでしょう。そこへ若い女性アイドル特有の甘ったれボーカルや、「ごーごーれっつごぉー」「どぅいっどぅいっどぅいっ、うぃーきゃんどぅーいっ」といった脱力コーラスが載る、という組み合わせの妙は好きな人にはたまらないものなのであろうし、音が音だけに「女子流はタダのアイドルとは違うんだよ…彼女たちは本格的なファンク・ミュージック云々でネ…」みたいなエクスキューズも成り立つのだから、まさに一石二鳥、素晴らしいではないですか。

…でも、そういうギャップに別段魅力を感じない人にとってはどうなのか、というと私的にはこの音から漂う加齢臭がちょっと鼻につく。いやまあ、アイドルソングって昔からオッサンの欲望が具現化した業の深いものだとは思うんですが、ベースに、キーボードに、ギターソロに、と、至る所にオッサン特有の匂いが滲み出ておりむせ返ってしまう、もちっと若々しい音に出来ないものなのか。というかホントに若い人達が聴いてるのかな、コレ聴いて喜んでるのってオッサンばっかなんじゃねえの…って気がしてならないんですが。ところで、なんとなくTPDみたいな印象を受けたのは私だけかしら(わーここにもオッサンがいた!

まあ"Sparkle"とか好きですけどね!


 
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